お世話になっています。山城です。
早いもので、昨日30日で私たち夫婦が今の部屋に引っ越してきて1年となりました。今ではすっかり中部での暮らしにも慣れて、周りにスーパーがたくさんある今の場所がとても気に入っております。
そんなある種の記念日に、神奈川でエレクトーンを学んでいる我が妹が沖縄でライブを開催しました。今回はそのライブの様子や、エレクトーンにまつわる個人的な思い出などを語っていこうと思います。
エレクトーンとは
エレクトーンとは、ヤマハ株式会社が製造・販売している「電子オルガン」という楽器の商品名です。エレクトーンはパイプオルガンをもとに設計されており、右手と左手で操作する上鍵盤と下鍵盤、足で操作するペダル鍵盤と3つの鍵盤が付いているのが大きな特徴です。

エレクトーンの魅力は、何と言っても一人で多彩なジャンルの音楽を表現することができること!それぞれの鍵盤であらゆる楽器の音色を出すことができるので、一人でオーケストラの曲を再現することもできます。また、鍵盤とは別に多彩なリズムを鳴らすこともできるため、ポップスやジャズミュージックなども演奏できます。
エレクトーン・デュオ・ライブ
私の妹は、神奈川にある洗足学園音楽大学で電子オルガン(エレクトーン)を学んでいます。そして、校外でも同じ大学の同級生とデュオを組み、度々小さなライブを開催しています。普段は都内で活動している妹たちですが、今回は沖縄でのライブが実現することになりました。

ライブには私たち家族の他、妹の地元の友達や、ヤマハ音楽教室時代にお世話になった先生なども来てくださっていました。2時間ぐらいのライブで、それぞれのソロ演奏とデュオ演奏が披露されていました。
見ていて思ったのが、この2人の音楽性が真逆なことなんですよね。我が妹はゴリゴリのクラシック派なのですが、相方の寺井はやとさんはノリとセンスで弾くポップスやジャズなどが得意なんですよ。2人で作ったオリジナル曲もありましたが、それぞれの持ち味を組み合わせて不思議とマッチした曲に仕上がってました。流石洗足の学生といったところでしょうか。
あと、演奏の合間に繰り広げられた2人のトークもなかなか興味深かったです。ほとんど内地と沖縄の違いあるあるでした。普段都内でライブをする際は埼玉出身のはやとさんに分があるそうですが、ここ沖縄では関東の感覚や価値観がなかなか通用しなくて戸惑っている様子でした。予定では今日には沖縄を去るそうですが、彼にはぜひ最後までこちらの異文化を楽しんでもらいたいものです。ちなみに、彼は学生の身でありながら、エレクトーン奏者として既に幅広く活動されているそうです。近いうちにファーストアルバムを出すそうなんです。寺井はやとさんのオリジナル曲は彼のYoutubeチャンネルで聴くことができます。
とにかく、2人とも良い演奏をしていました。初めてエレクトーンの演奏を見る私の主人も最後まで楽しんでいたので、素人にも良いライブになっていました。

私とエレクトーンの思い出
さて、最後に私のエレクトーンにまつわる思い出を書いていこうと思います。実はわたくし山城も、子どもの頃はヤマハ音楽教室でエレクトーンを習っていました。
幼稚園児の頃に幼児科からスタートして、高校卒業までの10年以上をエレクトーンと共に生きていました。そのおかげで小学・中学校ではピアノ伴奏者として活躍することができたし、何より音楽という一生無駄にならない知識とスキルを得ることができました。
ちなみに、私の得意分野もクラシックでした。毎年コンクールへ出場する際は、オーケストラの音源と楽譜を基にエレクトーン用の楽譜を作ることから始めてました。ステージ上で演奏する経験も、大きな場で人前に立つ時に緊張しない精神を育てることに役立ちました。
今は音楽と全く異なる職業についていますが、改めて考えると、ヤマハで経験したことって私の中で思った以上に大切な財産になっているんですよね。最近、実家からもらった三線と購入したキーボードに触れていなかったのですが、今回久しぶりにエレクトーンの演奏を聴いたおかげで音楽熱が再び出てきました。