皆さんは今年(2025年)3月10日、沖縄県北部に新たな動物園がオープンしたことをご存知ですか?
やんばるの森の中、しかも、看板動物がライオンだそうです。県民としては俄然気になります!
ということで、実際にどんなところなのか行ってみました。
「やんばるライオン」の場所
やんばるライオンは、沖縄本島の最北部、国頭村の山中にあります。
行き方としては、58号線を北に向かって進み、謝敷区という地域から林道に入ります。林道は車一台が通れるくらいの道路幅しかなく、砂利道になっているところもあります。そのため、大きな車で行く人は慎重に進む必要があるでしょう。


山の中の道をまっすぐに進むと、やがて2つに分かれた道に出ます。その分かれ道にはやんばるライオンへの案内板が立っています。右に曲がって砂利道を進むと到着です。
林道から入ればほぼ迷うことはないと思いますが、不安な方はGoogleMapなどで確認しながら行きましょう。
駐車場~入口の受付カウンター

金網フェンスに囲まれた動物園の前に、広めの駐車場があります。

こちらの受付で、まずは入園料を支払います。なお、支払いは現金のみ対応していました。
入園料
- 大人 ¥1,600
- 子供(3歳〜小学校6年生) ¥800
- シニア ¥1,500
※国頭村民割あり
受付カウンターでは、その他にもドリンクやオリジナルグッズ、そして動物にあげるエサなども販売していました。
入園料を支払って、いよいよ中に入ります!


園内の様子と動物たち
私たちが行った時、園内には地元住民と見られる家族連れやカップルが数組いて、割とのんびりとした雰囲気でした。


受付カウンターの裏には、看板犬のダルメシアンがいます。

一部の動物は柵の中に入って触れ合うことができます!


暑い日差しから逃げるためか、マーラとアヒルが隠れていました。



エサが欲しくて、ヤギたちはお客さんが来たら寄ってきます。


ミーアキャットは周りが気になるのか、しきりに辺りをキョロキョロと見渡していました。


眠っているのかそれとも暑いのか、ヤマアラシはずっと隠れていました。けれど、ヤマアラシの毛が展示されていて、実際に触ることができます。本物の針のように鋭く硬いです。





カピバラはモサモサと草を食べていますが、人懐っこいのか、傍に寄ってきてゴロンと寝そべる仕草を見せてくれました。ぷにぷにのお腹や太ももを存分に触らせてくれて、個人的にこの動物園でいちばん好きな子です!


ふれあいの場「アニマルハット」
園の奥にある建物が「アニマルハット」。中にはかわいい犬やウサギ、モルモット、お猿さんなどがいます。ここにいる子たち用のエサも売っています。お手洗いもここにあります。





ライオンがいます!
園の入口の近くに、この動物園の名前にもなっているライオンのコーナーがあります。この日は1頭のオスと1頭のメスが一緒にいました。仕草はまさにネコですが、やはり迫力があってカッコイイ!


その他
綺麗なオーシャンビューが見られる
山の上にあるので、沖縄北部の海が一望できます。

なぜ国頭村に動物園が?
飼育員さんのひとりから、なぜやんばるの森に動物園を開いたのかを少しお聞きすることができました。
この動物園の園主は、もともと香川県で「しろとり動物園」を運営している方だそうです。そして、香川のほうが手狭になったので、一部の動物たちをここ国頭村に移らせたとのこと。ライオンは、向こうで群れに上手く入れなかった子だそうです。つまり、ここにいる子たちは香川県からはるばるやってきたということですね。
感想
結論から言うと、今後の発展が非常に楽しみな施設でした!かわいい動物と非常に近い距離で触れ合えるのがとても楽しく、癒されました。これから更に動物の種類や数が増えるかもしれませんし、林道も整備してよりアクセスしやすくなるかもしれません。
とはいえ、地元民としては周辺環境への影響、世界自然遺産に登録されているやんばるの森へ悪影響を及ぼす可能性が気になってしまいます。世話している動物たちの管理は徹底してほしいと思います。
私の感想は以上です。ここには載せられなかった動物たちもたくさんいます。以下に公式サイトのリンクを貼らせていただきますので、この記事を読んで「行ってみたい!」と思った方はご覧ください。
また、本ブログではこのように沖縄のちょっとマイナーな観光施設についても紹介していますので、ぜひ他の記事も読んでみてくださいね。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!
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